ケーナ作り教室に戻る ケーナ作り教室について
長岡竜介は日本各地でケーナつくり教室を開催しています。現在までに、東京、熊本、岩手、大阪、静岡、長野などでケーナ作り教室を開催してきました。小さな子供さんから、ご年配の方まで年齢にかかわりなく誰でも気軽にケーナつくりが楽しめるように教室を勧めています。
右より |
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製作するのは標準型のGメジャー管(ト長調に調律されたもの)のケーナで、37Cmくらいの長さがあります。
しかし、これだと小さな子供さんが手が届かないので、Dメジャー管(約24Cm)、Cメジャー管(約27Cm)、Aメジャー管(約33Cm)、など小さいものを指の大きさに合わせて適宜作っています。 ちなみに、Cメジャーの低音管(約57Cm)からのDメジャーの高音管間で半音刻みですべての調のケーナが製作可能です。 |
D管 |
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G管 |
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E♭管 |
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D管 |
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ケーナ作りの材料は、千葉県などの竹の本場から取り寄せています。虫のいない冬に収穫して、できれば何年か寝かせたものがいいでしょう。直径は23mmから27mmくらい。肉厚は厚すぎず薄すぎずで、3mm前後といったところでしょうか。こんな竹を使用しています。
製作工程はいろいろですが、大まかなひとつの例
竹を切って長さをそろえる
吹き口を作る場所を決める
吹き口を丸やすりで削る
ボトムの穴を開ける
第一調律をします。あっていない場合は長さ調整、吹き口調整
吹き口からのセンターを出す。表と裏
センター上に指穴の位置のマーキング
指穴を卓上ドリルで開ける
吹き口、指穴、ボトムの穴の調整。・・・最終調律
仕上げ
ケーナはシンプルでベーシックな楽器です。特に難しい構造があるわけではありません。簡単にいえば、竹の管に吹き口を削り、指先を長音階が出るようにつけただけ。楽器としての基本構造そのもので、何の手も加えていないという感じです。その無駄のなさ、素直さ、シンプルさ、自然さが魅力です。
シンプルな楽器ですがフルートに匹敵する 3オクターブの広さの音域を持ち、多彩な音色、音のダイナミクス、奥深い表現が可能です。半音階もOKです。何本かのキーの違うケーナをそろえれば、全調対応OKです。シンプルな中に、無限の可能性を秘めた高性能な楽器です。
長岡竜介ケーナ作り教室では、そんなケーナを皆様とともに楽しく作ってまいります。音楽を奏でる本物の楽器が自分の手で作れる感動を、多くの皆様に知っていただければと考えています。夏休みの子供たち向けのワークショップ、自治体などの講座としても最適です。
開講希望の方はどうぞお気軽にご連絡ください。
長岡竜介音楽事務所 03-3709-1298