ケーナ作り教室ご案内

 

   

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 ケーナの魅力は、故郷であるラテンアメリカ音楽の多様性、伴奏のリズム複雑さ、様々な文化と生活が解け合う混血の大地の情熱とエネルギーから生まれるものかもしれません。民衆の魂から湧き出る音楽・フォルクローレは、ラテンアメリカの人々の生活に裏打ちされて輝きを放っていると思います。ケーナのもつ音楽的な背景は、気の遠くなるような広さの南米の大陸と同じく、広大無辺と言ってもいいかもしれません。 

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抜群の音楽表現力と無限の音色の可能性を持つケーナは、楽器としてみるととてもシンプルな構造です。

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 葦や竹から生まれる自然素材の笛。余計な手を加えず、装飾的な加工もない。自然のままの材料を自然のままに使う。心の奥にしみこみ魂を揺さぶるような、陰影が深く、複雑で味わいのある音色を、シンプルな竹の管から作り出す。 

 

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素材の吟味、音のピッチや音律、音色の調整など、厳密に楽器として納得のゆくまで作り込むとなると、長い年月の経験を必要とするでしょう。音の調整が出来ないといけませんので、作るにはまず吹けなといけない。ピッチ感といったらいいでしょうか、そういった音感も必要です。また、素材の面からはよい材料の選定も重要でしょう。たとえば、竹の産地、種類、収穫時期、素材の下処理、素材を寝せる時間などを考慮すること。自分で作ろうとしたとき、難しく考えていくときりがありません。  

 

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しかし、ケーナは竹や葦の管を切って吹き口を削り、指穴を七つあけたもの。工作として見た場合、作るのは非常にやさしいともいえるでしょう。加工自体には、それほど難しい技術はいらないのではないかと思います。誰にでも、本物の楽器が作れる。これはなかなか魅力的なことです。  

 

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笛からは、吹くということとともに、作るという楽しみも同時に得られそうです。大げさに言えば、音というものは何なのか、音楽の基礎的な要素は何なのか、音色というものは楽器の構造とどのように関係しているのか、作りながら考えてゆくのも楽しいものです。  

 

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まずは作ってみる。意外といいものが出来るかもしれません。

 

ケーナ作り教室詳細

 

●開講日時  随時開講 定員制

          電話でご予約ください。5人以上のご予約が集まりましたら随時開講いたします。ご予約が定員になり次第、皆様にご連絡いたします。全員のご希望日程をすりあわせて開催日時を決定いたします。

 

●場所   セタスタジオ特設工房(世田谷区瀬田)

●制作時間  4時間前後

●参加費用  ¥6,000−

●材料費    ¥ 600−

●持ち物    工具などはすべてそろっています。特別にお持ちいただくものはありません。

            ※汚れてよい、作業しやすい服装でおいでください。

●注意事項  特に危険な工具は使いませんが、工作には十分ご注意をお願いします。

 

お問い合わせ

長岡音楽事務所・長岡竜介ケーナ教室事務局

03-3709-1298